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78件

病原菌:Erysiphe属・Podosphaera属などの子嚢菌。葉や新梢の表面に白い粉状の菌叢(菌糸と分生子)が広がり、光合成を阻害して樹勢を低下させる。進行すると葉が黄変・縮れ、早期落葉を招く。盆栽では梅(ウメ)、楓(カエデ)、薔薇(バラ)、百日紅(サルスベリ)などに多発。風通しが悪く日照不足の環境で蔓延しやすい。初期症状は葉表面のうっすらとした白い粉で、指で触ると粉が付く。雨水がかからない棚下の葉裏から発生することが多い。予防には風通しの改善、窒素過多の回避、発生初期の罹病葉の除去が有効。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月(特に5〜6月と9〜10月)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃(湿度40〜70%の乾燥気味の環境で胞子が飛散しやすい)。
対応薬剤 24件

病原菌:Diplocarpon rosae(バラ黒星病の場合)・Venturia属など。葉の表面に黒褐色の円形〜不整形の斑点が発生し、斑点の周囲が黄変する。進行すると大量の葉が落ち、繰り返し感染すると樹勢が極端に低下する。盆栽ではバラ、梅(ウメ)、梨(ナシ)、リンゴなどバラ科の樹種に特に多い。雨滴の跳ね返りで下葉から感染が広がるのが特徴。初期は直径2〜3mmの黒い点から始まり、次第に拡大して数cm大の不整形斑になる。予防には罹病落葉の除去、雨除け管理、株元のマルチングが効果的。長雨が続く時期は予防散布が重要。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に梅雨期の6〜7月に多発)。発生しやすい気温の目安:15〜25℃(20℃前後の多湿時が最適条件)。
対応薬剤 18件

病原菌:Puccinia属・Gymnosporangium属などの担子菌(さび菌)。葉の裏面に橙色〜赤褐色の粉状の胞子堆(夏胞子堆)が発生し、表面には黄色〜橙色の小斑点が現れる。盆栽では松(マツ)、杉(スギ)、楓(カエデ)、梨(ナシ)、ボケなどに発生。特にマツのさび病はいくつかの種類があり、五葉松の葉さび病は代表例。多くのさび菌は異種寄生性で、2種類の寄主植物を行き来して生活環を完成させる。初期症状は葉の表面に小さな黄色い斑点が点在し、裏返すとさび色の粉(胞子)が付着している。予防には罹病葉の早期除去と中間寄主の除去が有効。【関東】発生しやすい時期:4月〜6月・9月〜11月(春と秋の湿度が高い時期)。発生しやすい気温の目安:15〜25℃。
対応薬剤 14件

病原菌:Botrytis cinerea(ボトリティス・シネレア)。花弁、つぼみ、枯れた葉に灰色〜灰褐色のビロード状のカビが密生する。感染部位は水浸状に軟化し、やがて褐変腐敗する。盆栽では梅(ウメ)、桜(サクラ)、椿(ツバキ)、バラなど花を楽しむ樹種の開花期に大きな被害を与える。枯れた花弁や落ち葉が主要な感染源となるため、こまめな清掃が重要。低温多湿環境(特に雨天や曇天が続く時期)で急速に広がる。初期症状は枯れた花弁や葉にうっすらした灰色のカビ。風通しの改善、花がら摘み、枯葉の除去が最も効果的な予防策。【関東】発生しやすい時期:3月〜6月・9月〜11月(特に梅雨前後・秋雨時期に多発)。発生しやすい気温の目安:15〜25℃(20℃前後の多湿環境が最適条件)。
対応薬剤 12件

病原菌:Colletotrichum属(コレトトリカム)。葉に暗褐色〜黒色の円形〜楕円形病斑が生じ、病斑上にサーモンピンク〜橙色の粘質な分生子塊が形成されるのが特徴。病斑の中心部は灰白色に退色し、同心円状の輪紋を伴うことが多い。盆栽では楓(カエデ)、椿(ツバキ)、柿(カキ)、桜(サクラ)、イチジクなどに多発。高温多湿の環境で雨滴による飛散で急速に広がる。初期症状は葉の表面に小さな褐色の丸い斑点。風通しの改善、罹病葉の早期除去、雨除け管理で予防できる。窒素過多の施肥は発病を助長するため注意。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に梅雨〜盛夏の高温多湿期に多発)。発生しやすい気温の目安:22〜28℃(25℃前後の多湿が最適条件)。
対応薬剤 27件

病原菌:Septoria属・Cercospora属・Phyllosticta属など多数の糸状菌。葉に直径1〜10mm程度の褐色の円形〜不整形の斑点が多数発生し、進行すると斑点が融合して広範囲の枝葉が褐変。重症化すると早期落葉が進み樹勢が低下する。盆栽では楓(カエデ)、桑(クワ)、ケヤキ、ポプラス、モミジなど広葉樹全般に発生。下葉から発症し上位に広がる傾向がある。雨滴の跳ね返りで胞子が飛散し二次感染が拡大。罹病落葉の清掃、風通しの確保、過密植えの回避が予防の基本。【関東】発生しやすい時期:6月〜10月(特に梅雨明け以降の高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 18件

病原菌:Pythium属・Phytophthora属・Fusarium属などの土壌病原菌。根が褐変・軟化して腐敗し、吸水機能が失われる。地上部では葉色が淡くなり、生育が停滞し、最終的に樹全体が枯死する。盆栽では古土の使い回し、過湿管理、排水不良の用土が主原因。全樹種に発生の可能性があるが、特に松(マツ)、真柏(シンパク)、モミジ、ブナなどが罹患しやすい。初期症状は「水をやっても葉に元気がない」という状態。鉢から抜いて根を確認すると、健全な白い根が少なく褐変・黒変している。予防には排水性の良い用土、適切な灌水管理、定期的な植え替えが最重要。【関東】発生しやすい時期:通年(特に6月〜9月の高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:地温20℃以上の高温多湿条件。
対応薬剤 3件

病原菌:Rosellinia necatrix(ロゼリニア・ネカトリクス)。根の表面に白い網目状の菌糸が蔓延し、根を包み込んで腐敗させる深刻な土壌病害。寄主範囲が非常に広く、ほとんどあらゆる樹種に発生する。盆栽ではカエデ、ケヤキ、ウメ、サクラ、ライラックなどが罹患。地上部の症状は葉が小さくなり黄化、枝の伸びが悪くなる。進行すると樹全体が急に枯死する場合がある。鉢から抜くと根に白い菌糸がびっしり絡み付いているので診断は容易。土壌伝染性が強く、一度発生すると根絶が困難。感染樹の用土は再使用しないことが鉄則。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月(地温が上がる時期に感染拡大)。発生しやすい気温の目安:地温15〜28℃(22℃前後が最適)。
対応薬剤 5件

病原菌:Pestalotiopsis属・Septoria属・Cercospora属など多数。葉先や葉縁から褐変が始まり、内側に向かって枯れ込む。枯れた部分と健全部分の境に暗褐色の線ができる場合がある。盆栽では特に松(マツ)・五葉松、真柏(シンパク)、杉(スギ)、檜(ヒノキ)など松柏類に多く見られる。過密植え、風通し不良、雨滴による胞子飛散が主な感染経路。松の場合、古葉から発症して枯れ下がったようになるのが特徴。予防には罹病葉の早期除去、風通し改善、葉すかしによる過密解消が有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に梅雨期から盛夏)。発生しやすい気温の目安:25〜30℃。
対応薬剤 7件

病原菌:Capnodium属・Meliola属などのすす病菌。葉や枝の表面が黒いすす状のカビで覆われ、光合成を大きく阻害する。病原菌自体が植物に寄生するわけではなく、アブラムシ、カイガラムシ、コナジラミなどの吸汁害虫が排泄する甘露(かんろ)を栄養源として繁殖する。盆栽ではウメ、カエデ、ケヤキ、マツ、モチノキなど広く発生。すす病自体を治すのではなく、原因となる吸汁害虫の防除が根本的な解決策。すすは水で洗い流すか、濡れた布でふき取ることができる。害虫防除後は自然に消失することが多い。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月(吸汁害虫の活動期に付随)。発生しやすい気温の目安:20〜30℃。
対応薬剤 7件

病原菌:Peronospora属・Pseudoperonospora属・Plasmopara属などの卵菌(オーマイセテス)。葉の表面に淡黄色〜褐色の不整形病斑が生じ、裏面に灰白色〜淡紫色の露状のカビ(胞子嚢柄)が発生する。多湿環境で急速に蔓延し、重症化すると葉全体が褐変・枯死する。盆栽ではブドウ、バラ、キク、アジサイなどに発生。雨天や曇天が続き、気温がやや低い時期に多発する。予防には風通しの確保、過湿回避、下葉からの風通し改善が有効。【関東】発生しやすい時期:4月〜6月・9月〜10月。発生しやすい気温の目安:15〜22℃(多湿条件で胞子形成が活発化)。
対応薬剤 18件

病原菌:Gymnosporangium属のさび菌。葉の表面に橙色〜赤色の星状・円形の病斑が現れ、裏面には黄橙色の毛状突起(鉤胞子器)が形成される。異種寄生性で、中間寄主のビャクシン類(カイズカイブキ等)から飛来する胞子で感染する。盆栽では梨(ナシ)、リンゴ、ボケ、カリンなどバラ科に発生。予防の最良の方法は近くのビャクシン類を除去すること。花が咲く前からの予防散布も有効。【関東】発生しやすい時期:4月〜6月(ビャクシンからの胞子飛散は春雨時)。発生しやすい気温の目安:15〜22℃。
対応薬剤 7件

病原菌:Botryosphaeria berengeriana(リンゴ・ナシ果実の輪紋病の主因)・Alternaria属・Phomopsis属など。葉や果実に同心円状の輪紋が現れる病気で、病斑の中心部には小黒点(柄子殻)が形成されることがある。果実では褐色に軟化・腐敗し、枝には疣状の突起が形成される。進行すると落葉・落果を引き起こし樹勢が低下。盆栽ではリンゴ、ナシ、カキ、ウメなどの果樹系やケヤキ、カエデなどに発生。多湿・高温条件で胞子が飛散し二次感染が拡大する。予防には罹病葉・罹病枝の除去と風通し改善が有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 7件

病原菌:Cercospora属・Septoria属・Xanthomonas属(細菌性)など多様な病原体による病害の総称。葉に大小様々な斑点が形成され、糸状菌性のものは円形で同心円状の紋様を持ち、細菌性のものは水浸状で不整形な場合が多い。盆栽ではケヤキ、カエデ、ウメ、サツキ、ツバキなど広範囲の樹種に発生。予防には罹病葉の早期除去と過湿回避が有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 10件

病原菌:Rhizoctonia solani・Pythium属・Fusarium属などの土壌病原菌。苗や若木の地際部が水浸状に変色し、くびれて倒伏・枯死する。盆栽では挿し木・取り木苗や実生苗に多発。多湿・連作・未熟堆肥の使用が発病を助長。新しい清潔な用土の使用、排水性の確保、過湿回避が予防の基本。発病すると治療は困難なため、予防が最も重要。【関東】発生しやすい時期:4月〜9月。発生しやすい気温の目安:20〜30℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Agrobacterium tumefaciens(アグロバクテリウム。2001年にR. radiobacterへの再分類が提案されたが2020年にA. tumefaciensが正名として再確立)。細菌が植物のDNAに自らの遺伝子を組み込み、根や地際にこぶ状の腫瘍(ゴール)を形成させる。不正な細胞分裂により植物ホルモンが乱れ、樹勢が著しく低下する。盆栽ではバラ、ウメ、サクラ、ブドウなど多くの樹種に感染。接ぎ木・取り木苗の導入時に感染樹を持ち込まないことが重要。こぶが小さいうちに切除し細菌の拡散を防ぐ。感染した用土は再利用しない。【関東】発生しやすい時期:地温が上がる4月〜10月(傷口から侵入)。発生しやすい気温の目安:地温15℃以上。

病原:Taphrina wiesneri(サクラの場合)等の子嚢菌。感染した枝から多数の微小な枝が密生し、鳥の巣やほうきのような形状になる。発病枝は花をつけず、樹形を大きく乱す。盆栽では桜(サクラ)、桃(モモ)、梅(ウメ)などバラ科に多発。花がつかず枝だけが密生する異常は発見が容易。発見次第、発病枝を基部から切除することが唯一の防除法。放置すると胞子が飛散し他の枝に感染が拡大する。切除後は切り口に癒合剤を塗布する。【関東】症状が目立つ時期:春〜秋。病原は樹体内で通年。発生しやすい気温の目安:新梢伸長期の15〜25℃。
対応薬剤 5件

病原菌:Phomopsis属・Botryosphaeria属など。枝先や新梢が褐変し枯れ込む病気。病原菌の種類により症状が異なるが、多くは剪定傷や凍害、乾燥ストレスなどから侵入する。進行すると枝全体が枯死し、樹勢を著しく低下させる。盆栽ではマツ、カエデ、サツキ、ツツジなどに発生。予防には適切な剪定と切り口の保護、樹勢の維持が重要。罹病枝は早期に切除し、病原菌の拡散を防ぐ。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月。発生しやすい気温の目安:25〜30℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Exobasidium属の担子菌。若葉や新梢が餅状に肥厚・変形し、色が淡緑〜白色になる独特の症状。進行すると変形部の表面に白い粉状の胞子が形成される。盆栽では椿(ツバキ)、サツキ、シャクナゲなどツバキ科・ツツジ科に多発。春先の冷涼多湿の時期に発生しやすい。発見次第、肥厚した葉を胞子が飛散する前にもぎ取ることが重要。樹勢への影響は軽微な場合が多いが、毎年多発すると美観を損ねる。【関東】発生しやすい時期:3月〜6月(芽吹き直後の降雨後)。発生しやすい気温の目安:10〜20℃。
対応薬剤 6件

病原菌:Sclerotinia sclerotiorum等。茎葉が水浸状に軟化腐敗し、白い綿状の菌糸と菜種大の黒色菌核を形成する。菌核は土壌中で数年生存し、多湿条件で発芽して感染を繰り返す。盆栽ではツバキ、サクラ、ウメなどの花がらや枯れ葉がたまる場所で発生しやすい。予防には楽しんだ花がらの清掃と過湿回避が重要。【関東】発生しやすい時期:3月〜6月・10月〜11月(低温多湿期)。発生しやすい気温の目安:15〜22℃。
対応薬剤 9件

病原菌:Phytophthora属(フィトフトラ)。葉や枝に水浸状の暗緑色病斑が急速に拡大し、数日で枝葉が褐変枯死する。降雨・過湿条件で水を介して急速に蔓延する。盆栽ではツバキ、シャクナゲ、ボタン、ランなどに発生。根からの感染で樹全体が急速に枯死するケースもある。排水性の良い用土と過湿回避が予防の基本。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(特に梅雨期〜秋雨期)。発生しやすい気温の目安:18〜25℃。
対応薬剤 8件

病原菌:Elsinoe属。葉や枝、果実に黒褐色のいぼ状・粒状の隆起した病斑ができる。特に春の降雨で胞子が飛散し感染が拡大する。盆栽ではブドウ、ウメ、ナシ、カキなど果樹系が罹患しやすい。葉が変形・縮れ、枝にいぼ・かさぶた状の変色が見られる。予防には発芽前の段階での薬剤散布が有効。【関東】発生しやすい時期:4月〜7月(春雨時)。発生しやすい気温の目安:15〜24℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Taphrina deformans(タフリナ)。葉が縮れ・肥厚して波打ち状に変形し、赤変や黄化を伴う独特の症状。芽吹き直後の若葉に特に発症しやすく、冷涼多湿の条件で多発する。盆栽では桃(モモ)、ネクタリン、アーモンドなどに発生(ウメの縮葉病はTaphrina mumeによる別種)。発症葉は美観を大きく損ねるが、胞子形成前に切除すれば拡大を防げる。予防には芽吹き前の薬剤散布が最も有効。【関東】発生しやすい時期:3月〜5月(芽吹き期)。発生しやすい気温の目安:8〜18℃(冷涼多湿)。
対応薬剤 6件

病原菌:Botryosphaeria属・Nectria属など。幹や枝の樹皮が陰没し褐変、やがて樹皮が縦裂・剥離しながら枯死する。剪定傷や凍害の傷口から病原菌が侵入し、進行すると枝全体が枯れる。盆栽ではウメ、サクラ、カエデ、ケヤキ、ブナなど広葉樹全般に発生。剪定後の切り口保護(癒合剤塗布)と樹勢維持が予防の基本。罹病枝は早期に切除する。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月。発生しやすい気温の目安:20〜30℃。
対応薬剤 9件

病原菌:Sclerotium rolfsii。地際部の茎や幹が褐変腐敗し、周囲に白い絹状の菌糸が網の目状に広がる。菌糸上に菜種大の白〜褐色の球状菌核が多数形成されるのが特徴。土壌伝染性が強く、高温多湿で急速に拡大する。盆栽ではサツキ、ツツジ、キク、ボタンなどに発生。罹病植物の用土が感染源となるため再利用しないことが重要。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:25〜30℃。
対応薬剤 9件

病原菌:Septobasidium属などの担子菌。枝幹の表面に紫褐色〜灰色の薄い膜状(膏薬状)の病斑が広がる。カイガラムシが多発する樹で特に発生しやすく、カイガラムシと共生関係にある。盆栽ではウメ、カエデ、マツ、サツキ、ツバキなどに発生。根本的な防除はカイガラムシの駆除が最優先。病斑部はブラシでこすり取ることもできる。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 5件

病原:各種モザイクウイルス(CMV、TMV等)。葉に濃淡のモザイク模様や萎縮が生じ、生育が停滞する。主にアブラムシやアザミウマなどの吸汁害虫が媒介する。感染樹は治療不可能で、周囲への感染拡大を防ぐために媒介害虫の防除が最重要。盆栽ではバラ、ラン、キク、ウメなどに発生。感染が疑われる樹は周囲から隔離し、汁液感染を防ぐため剪定器具の消毒を徹底する。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月(媒介虫の活動期)。発生しやすい気温の目安:15〜28℃。

病原:各種植物ウイルス(リンゴモザイクウイルス(ApMV)・プルナスネクロティックリングスポットウイルス(PNRSV)・キュウリモザイクウイルス(CMV)等)。葉脈に沿って黄化し、濃緑・黄緑の斑入り模様(モトル)や葉の縮み・波打ちが生じるウイルス性病害。生育が停滞し観賞価値が著しく低下する。ウイルスは一度感染すると治療不可能で、アブラムシ・コナジラミ・アザミウマ等が媒介する。盆栽ではウメ、バラ、ツバキ、モモ、ランなど広範囲の樹種で見られる。感染樹は隔離し、媒介害虫の早期防除と剪定器具の消毒(70%アルコール)が感染拡大防止の基本。接ぎ木・挿し木による汁液感染にも注意。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月(媒介虫の活動期)。発生しやすい気温の目安:18〜28℃。

病原菌:Mycosphaerella属・Phyllosticta属などの糸状菌。葉の表面に白色〜灰白色の円形〜不整形の小斑点が多数散在し、斑点の周囲が暗褐色に縁取られる。進行すると斑点が拡大・融合して葉全体が黄化し早期落葉を引き起こす。連続落葉が続くと樹勢が著しく低下する。盆栽ではモミジ、カエデ、ウメ、カキ、ケヤキ、ブナなど広葉樹全般に発生。高温多湿と風通し不良が発病を助長する。罹病落葉の清掃と風通し改善が予防の基本。梅雨明け〜盛夏の高温多湿期に胞子による二次感染が拡大しやすいため予防散布が重要。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に梅雨明け後の高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:22〜28℃。
対応薬剤 7件

病原菌:Septoria属・Cercospora属・Alternaria属など多数の糸状菌が原因となる。葉に直径2〜10mm程度の褐色〜暗褐色の円形〜不整形の斑点が多数発生する。斑点中心部は次第に灰褐色に退色し、周囲が暗褐色の縁取りになるのが典型的。雨滴の跳ね返りで胞子が飛散し二次感染が連続的に拡大する。盆栽ではカエデ、クワ、ケヤキ、バラ、モミジなど広葉樹全般に発生しやすい。下葉から発症し上位へと広がる傾向がある。罹病落葉の廃棄・過密植えの解消・マルチングによる跳ね返り防止が予防に有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(梅雨〜盛夏と秋雨期に多発)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Cercospora属・Phyllosticta属などの糸状菌。葉の縁(葉縁部)から褐変が始まり、不整形の斑点として内側へ向かって拡大していく。斑点の境界は暗褐色〜黒色に縁取られることが多い。乾燥と多湿が繰り返される環境や高温期の葉へのダメージが発病を誘引する。盆栽ではカエデ、ケヤキ、ウメ、キク、ツツジ類など広範囲の樹種に発生。窒素過多や日照不足による葉の軟弱化が発病を助長する。早期の罹病葉除去、適切な施肥管理(窒素抑制)、風通し確保が予防の基本。葉水で葉を濡らしたままにしないことも重要。【関東】発生しやすい時期:6月〜10月(特に夏〜秋の高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:22〜30℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Rhizoctonia solani・Pythium属・Fusarium属などの土壌病原菌。茎の基部(地際部)が水浸状に変色して軟化腐敗し、株が倒伏・枯死する。過湿・過密・未熟堆肥の使用が発生を著しく助長する。盆栽では挿し木・実生苗や草花系盆栽(キク、フジバカマ等)に多発しやすく、樹木盆栽でも幼木に発生することがある。感染が進行すると回復困難なため早期発見・早期対処が重要。予防には清潔で排水性の良い用土の使用、表土の過湿回避、適切な株間の確保が基本。発病株は隣接株への感染拡大を防ぐため速やかに処分する。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:24〜30℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Pseudomonas属・Xanthomonas属などの細菌。展開したばかりの新芽が水浸状に黒変して枯死する。降雨・風雨による傷口や芽鱗の隙間から細菌が侵入し、急速に芽組織が壊死する。盆栽ではサクラ、ウメ、カエデ、ツバキ、マツなど春の芽吹き時期に多発しやすい。貴重な新梢が芽吹き直後に枯れるため被害は深刻になりやすい。予防には新梢展開期の雨除け管理と銅系殺菌剤(銅水和剤等)の予防散布が有効。剪定器具の消毒(70%アルコール)による汁液感染の防止も重要。罹病した芽はすぐに取り除き病原の拡散を防ぐ。【関東】発生しやすい時期:4月〜7月(特に梅雨前の新芽展開期)。発生しやすい気温の目安:18〜25℃の多湿条件。
対応薬剤 2件

病原菌:Pseudomonas syringae・P. cichorii等の細菌。罹病した枝先に水浸状の暗褐色〜黒色の壊疽斑が形成され、次第に枝が内側に向かって枯れ込む。剪定傷口や風雨による傷から細菌が侵入し、剪定後に癒合剤を塗布しないと感染リスクが高まる。盆栽ではウメ、サクラ、モモ、ゲッケイジュ、カキなどに発生。防除には清潔な剪定用具(70%アルコールで消毒)の使用、剪定後の傷口への癒合剤塗布、銅系殺菌剤の予防散布が有効。罹病枝は健全部分を数cm含めた深めの切除が必要で、切り口には必ず癒合剤を塗る。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(特に梅雨期の多湿環境で多発)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Phellinus属・Ganoderma属などの木材腐朽菌(担子菌)。根の木質部(材部)が白色腐朽または褐色腐朽し、吸水・養分吸収機能が著しく低下する。老木・衰弱木・傷のある樹に特に発生しやすい。地上部では葉色が淡くなり、葉が小さくなり、枝の伸びが止まる。鉢から抜くと根全体が腐朽して脆くなっているのが確認できる。盆栽ではマツ、ケヤキ、ウメ、ブナなどの老木や長期未植え替え樹に多い。定期的な植え替えと傷口保護が予防の基本。一度腐朽が進んだ根は回復困難なため、樹勢の早期回復と土壌環境改善が重要。【関東】発生しやすい時期:通年(地温20℃以上の夏季に進行が速い)。発生しやすい気温の目安:地温20〜28℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Sclerotium rolfsii・Rhizoctonia solani・Pythium属など複数の土壌病原菌が関与する。地際部から株全体が侵され、茎基部が水浸状・褐色に変色して軟化腐敗し、株全体が急速にしおれる。用土の過湿・連作・未熟有機物の使用が発病を促進する。盆栽ではサツキ、ツバキ、キク、ボタン等幅広い樹種に発生する。高温期の過湿が最大のリスク要因。予防には清潔な用土の使用・適切な排水管理が重要で、発病株・発症用土は速やかに処分し隣接株への感染拡大を防ぐ。発病初期の茎基部の褐変に気づいたら即処置する。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に盛夏の高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:25〜30℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Fusarium oxysporum(フザリウム・オキシスポラム)各種分化型。根から侵入した菌が導管内で増殖し、維管束を詰まらせることで水分・養分の供給が途絶えて萎凋枯死する土壌伝染性病害。罹病部の導管を縦に切ると内部が褐変しているのが確認できる。病原菌は土壌中で菌核として長期(数年〜10年以上)生存し根絶が困難。盆栽ではバラ、アジサイ、クレマチスなどで発生。予防には清潔な用土の使用と感染樹の用土再利用禁止が基本。高温乾燥ストレスを避け、樹勢を維持することで発病リスクを低減できる。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(高温期に急激に進行)。発生しやすい気温の目安:25〜30℃(地温が高いほど進行が速い)。
対応薬剤 1件

病原菌:Fusarium oxysporum(フザリウム・オキシスポラム)。土壌中の菌が根から侵入し導管内で増殖、維管束を閉塞して水分・養分の供給を遮断する。葉が黄化・しおれ、進行すると樹全体が枯死する。盆栽ではカエデ、ケヤキ、ウメ、サクラなど広葉樹全般に発生する可能性がある。清潔な用土と適切な灌水管理による樹勢維持が予防の基本。【関東】発生しやすい時期:6月〜10月(高温期)。発生しやすい気温の目安:24〜30℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Verticillium dahliae(バーティシリウム・ダリエ)。土壌伝染性の維管束病害で、樹体の片側の枝葉のみが萎凋・黄化する「片側性萎凋」が特徴的な症状。Fusarium萎凋病と異なり、導管の褐変が不明瞭な場合がある。比較的冷涼な環境で発生しやすい。盆栽ではカエデ、モミジ等に発生する可能性がある。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月。発生しやすい気温の目安:20〜25℃。

病原菌:Alternaria属・Cercospora属などの糸状菌が関与するほか、強光・高温・乾燥による生理障害が誘引となるケースも多い。葉先や葉縁が褐変して枯死し、進行すると葉全体が焼けたように変色する。病害と生理障害が複合的に作用すると急速に進行する。盆栽ではモミジ、カエデ、ケヤキ、ブナなど繊細な葉を持つ広葉樹に多発。特に西日が強く当たる場所や、夏季に灌水が不足しやすい環境で発生リスクが高まる。初期症状は葉の縁がうっすら褐変し始めること。予防には適切な遮光(寒冷紗等)、十分な灌水、風通しの確保が有効。罹病葉は除去し、樹勢回復のための施肥管理を行う。【関東】発生しやすい時期:7月〜9月(特に梅雨明け〜盛夏の猛暑期)。発生しやすい気温の目安:28〜35℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Capnodium属・Antennariella属などのすす病菌。葉面に黒い煤状の不整形斑点が広がり、光合成を阻害する。病原菌自体が植物組織に直接侵入するわけではなく、アブラムシ・カイガラムシ・コナジラミなど吸汁害虫が排泄する甘露を栄養源として繁殖する。盆栽ではウメ、カエデ、ケヤキ、マツ、モチノキなど広く発生。根本的な解決策は原因となる吸汁害虫の防除で、害虫防除後はすすが自然に消失することが多い。すすは濡れた布でふき取ることもできる。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(吸汁害虫の活動期に伴う)。発生しやすい気温の目安:20〜30℃。
対応薬剤 3件

※「赤焼病」は標準病名としてはチャ赤焼病(Pseudomonas syringae pv. theae、細菌性)や芝草赤焼病(Pythium、卵菌)を指す。盆栽のマツやカエデでの「赤焼け」は主に寒暖差・凍害・乾燥ストレスによる生理障害。葉や枝が赤褐色に焼けたように枯れる。特に寒暖差の大きい時期や乾燥ストレスがかかった樹に発生しやすい。盆栽ではマツ(特に五葉松)、モミジ、カエデなど気温変化に敏感な樹種で発生事例が多い。冬季の急激な温度低下後に葉や枝が赤変しているのが早期発見の目安。防止策は耐寒性の高い樹の選択と、適切な冬季保護(こもかけ等)が基本。乾燥を防ぐ適切な灌水も重要。【関東】発生しやすい時期:4月〜6月・10月(寒暖差の大きい時期)。発生しやすい気温の目安:急激な気温変動時(10℃以下)。
対応薬剤 4件

病原菌:Nectria属・Botryosphaeria属などの糸状菌や、Agrobacterium属(細菌)による場合もある。枝が紡錘形〜球形に異常肥大し、表面に亀裂が生じる。肥大部の樹皮は粗くなり、内部組織が変色・壊死していることが多い。病斑部の亀裂から水分が浸入し、二次的な腐朽菌の侵入を招きやすい。盆栽ではウメ、サクラ、カエデ、ケヤキ、ボケなど広葉樹全般に発生。剪定傷や凍害による傷口から病原菌が侵入することが主な感染経路。予防には剪定後の癒合剤塗布、樹勢の維持管理が重要。発見次第、肥大した枝を健全部まで切り戻し、切り口を保護する。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(傷口からの感染は通年)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 3件

病原:各種モザイクウイルス・黄化ファイトプラズマ・栄養元素欠乏(鉄・マンガン等)など原因が多様。葉に淡黄〜白色の斑が不規則に生じる病害。ウイルス性の場合は健全枝との境界線が不明瞭で、罹病部と正常部が混在する。栄養元素欠乏の場合は用土検査や葉の分析で推定できる。盆栽ではカエデ、ウメ、サツキ、ツバキ等幅広い樹種に発生する。ウイルス性病害の場合は感染樹を隣接樹から隔離しアブラムシ等媒介害虫を防除する。栄養元素欠乏の場合は適切な元肥・追肥で改善できる。【関東】発生しやすい時期:4月〜9月。発生しやすい気温の目安:18〜28℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Elsinoe属・Mycosphaerella属などの糸状菌。葉に白色〜灰白色の円形小斑点が形成される。進行すると斑点中心部が硬化・脱落して穴あき(穿孔)になることがある。雨滴経由で胞子が飛散し二次感染が広がる。盆栽ではカエデ、ケヤキ、アジサイ、サクラなど広葉樹全般に発生する。梅雨期の多湿環境で胞子飛散が活発化する。罹病葉の早期除去と風通し改善が予防の基本。保護殺菌剤の予防散布も有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Pseudomonas属・Xanthomonas属などの細菌。葉に直径2〜8mmの褐色〜暗褐色の水浸状斑点が形成され、周囲に黄色いハロー(輪状の変色帯)を伴うことが多い。多湿・降雨条件で雨滴の跳ね返りにより急速に二次感染が拡大する。糸状菌性の褐斑病との違いは、病斑が水浸状で光にかざすと透けて見えること。盆栽ではケヤキ、カエデ、ウメ、サクラ、ツバキなど広葉樹全般に発生。予防には風通しの確保、雨除け管理、銅系殺菌剤(ボルドー液等)の予防散布が有効。剪定器具の消毒(70%アルコール)で汁液感染を防ぐことも重要。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(特に梅雨期〜秋雨期の多湿環境)。発生しやすい気温の目安:22〜30℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Botrytis cinerea(灰色かび病菌)・Pythium属・Phytophthora属など複数の病原菌が関与する。葉が褐変・軟化して腐敗し、多湿条件下で急速に拡大する。盆栽ではツバキ、サクラ、ウメ、ラン、バラなど花弁の薄い樹種に発症しやすい。花・花がら・小枝の付き根元から感染するケースが多い。灰色ビロード状のカビが見られる場合は灰色かび病と判別できる。予防には風通しの改善、花がら・枯れ葉の清掃、罹病した葉を見つけたら速やかに切り取ることが基本。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(盛夏の多湿期)。発生しやすい気温の目安:22〜30℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Ganoderma属・Phellinus属などの木材腐朽菌やPhytophthora属等の病原菌。幹内部が段階的に腐朽して空洞化する。地上部では葉色が淡くなり、枝の伸びが不良になる。幹の傷口や剪定後の未癒合面から侵入することが多い。盆栽では老木・大樹のウメ、サクラ、ケヤキ、オリーブなどに発生。幹の内部が鈍い空洞音がする場合や、キノコが幹元に生えている場合は腐朽のサイン。剪定後の切り口への癒合剤塗布と樹勢維持が予防の基本。【関東】発生しやすい時期:通年(5月〜10月に進行しやすい)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Ralstonia solanacearum species complex(青枯病菌群)。日本の菌株の大半はR. pseudosolanacearum(Phylotype I)に再分類されている(Safni et al., 2014)。導管内で細菌が大量増殖し、粘液で導管を詰まらせるため、葉が青いまま急速に萎凋枯死するのが特徴。高温期に症状が急速に進行し、数日で枯死することもある。盆栽ではナス科、マメ科など草花盆栽で発生しやすいが、樹木でも発生例がある。予防には清潔な用土の使用と過湿回避が重要。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(高温期)。発生しやすい気温の目安:25〜35℃。

病原菌:Pectobacterium carotovorum(旧名Erwinia carotovora)等の軟腐病菌(細菌)。組織が水浸状に軟化・腐敗し、強い悪臭を放つのが特徴。傷口・不適切な剪定・虫害による傷から細菌が侵入する。盆栽ではキク、アイリス、ホウセンカなど草花系盆栽やランなどの球根・塊根に多いが、樹木盆栽でも発生する。進行が非常に速く数日で株全体が腐敗することもある。剪定器具の清潔と傷口保護、過湿回避が予防の基本。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:25〜32℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Xanthomonas campestris(細菌性)やAlternaria属・Botryosphaeria属(糸状菌性)など原因菌が多様。葉や果実が黒褐色に変色し、水浸状に軟化して急速に腐敗する。細菌性の場合は病斑周囲に黄色のハローが見られ、糸状菌性の場合は病斑上に黒い小斑点(柄子殻)が形成されることがある。高温多湿環境で急速に蔓延し、降雨による飛沫感染で周囲に拡大する。盆栽ではカキ、ウメ、ブドウ、ナシなど果樹系やキャベツ・ダイコンなどアブラナ科にも発生。予防には罹病部の早期除去、風通しの改善、排水性の確保が基本。銅系殺菌剤の予防散布も有効。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(特に梅雨〜盛夏の高温多湿期)。発生しやすい気温の目安:24〜30℃。
対応薬剤 3件

病原:各種植物ウイルス(アルファルファモザイクウイルス・トマト黄化葉巻ウイルス等)によるウイルス性病害。葉が内側に巻き上がり黄化する非常に目立つ症状が生じる。アブラムシ・コナジラミ等の吸汁害虫が媒介する。感染すると治療不可能で、媒介害虫の防除と感染樹の隔離が最優先事項。盆栽ではウメ、モモ、バラ、ランなど幅広い樹種で発生事例がある。剪定器具の消毒による汁液感染防止も必須。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月(媒介虫の活動期)。発生しやすい気温の目安:18〜28℃。

病原:トマト輪点ウイルス(ToRSV)・Alternaria属などウイルスまたは糸状菌。葉面に同心円状の輪状斑点が形成される。かんきつ黒点病と症状が似るが、輪点病は輪状の同心円斑点の繰り返しで識別できる。雨滴の跳ね返り経由で二次感染が広がる。盆栽ではカキ、ビワ、モモ、ウメなど果樹系に発生。罹病葉の清掃と多湿期の予防散布が防除対策の基本。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。

病原:各種モザイクウイルス・ファイトプラズマ(てんぐ巣病等)・微量元素欠乏(鉄・マンガン等、高pH土壌で発生しやすい)など原因が多様。葉全体が黄化し生育が止まる。ウイルス性の場合は上位葉・下位葉に不規則に症状が現れることがある。ファイトプラズマ性の場合は葉脈に沿った黄化パターンが特徴的。栄養障害は用土検査や葉の分析で原因特定できる。盆栽ではカエデ、マツ、サツキ、ランなど幅広い樹種に発生。原因に応じた適切な対処(媒介虫防除・用土改善・施肥管理)が最重要。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月。発生しやすい気温の目安:18〜28℃。

病原:ファイトプラズマ(ウイルスと細菌の中間的存在)またはFusarium属等の土壌病原菌。葉の黄化と萎縮を伴う症状が現れる。維管束系の障害で発生しやすい。盆栽ではサクラ、ウメ、カエデ、ブナなど広葉樹に発生の可能性がある。原因がファイトプラズマの場合は媒介害虫(ヨコバイ・ウンカ類等)の防除が最優先。土壌病原菌の場合は用土改善と清潔な用土の使用が基本。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月。発生しやすい気温の目安:22〜30℃。
対応薬剤 1件

病原菌:Rhizoctonia solani(リゾクトニア・ソラニ)。葉や茎の基部から雲紋状(波紋のような同心円状)の灰褐色〜褐色病斑が広がり、急速に上位に進展して枝葉を枯死させる。病斑上に褐色〜暗褐色の小さな菌核が形成されるのが特徴。多湿・高温環境で病斑が急速に拡大し、数日で大きな被害となることもある。盆栽では笹(ササ)、芝(シバ)、キク、ススキなどイネ科・キク科の草花系盆栽に多い。木本盆栽でも根元から発生する場合がある。予防には風通しの確保・株間の過密解消・過湿回避が有効。発病後はバリダマイシン系やフルトラニル系の殺菌剤で防除。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(高温多湿期に急増)。発生しやすい気温の目安:24〜30℃。
対応薬剤 5件

病原菌:Alternaria属(アルタナリア)の糸状菌が主因。葉に直径3〜15mmの黒褐色の円形〜不整形病斑が形成され、同心円状の輪紋を伴うことが多い。進行すると病斑が拡大・融合し、早期落葉を招いて樹勢が低下する。気孔や傷口から胞子が侵入し、雨滴の跳ね返りで二次感染が拡大する。盆栽ではカキ、ナシ、リンゴ、ウメなど果樹系やバラ・キクなど花き類に多発。窒素過多の施肥は軟弱な葉を生みやすく発病を助長する。罹病落葉の清掃、風通しの改善、バランスの取れた施肥管理が予防の基本。保護殺菌剤の予防散布も有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(特に梅雨期〜盛夏に多発)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Phomopsis属・Diaporthe属などの糸状菌やPseudomonas属(細菌性)など多数の病原体。展開前〜展開直後の新芽が褐変・枯死する。糸状菌性の場合は芽の基部に暗褐色の壊死病斑が形成され、細菌性の場合は水浸状に黒変する。春先の冷涼多湿期に多発し、芽吹き期の雨天が続くと急激に被害が拡大する。盆栽ではウメ、サクラ、カエデ、マツ、ツバキなど花芽・葉芽の展開時に被害を受けやすい樹種に多発。貴重な新梢が失われるため観賞価値への影響が大きい。予防には芽吹き前〜展開初期の保護殺菌剤散布、雨除け管理が有効。罹病芽は速やかに除去し病原の拡散を防ぐ。【関東】発生しやすい時期:4月〜7月(特に芽吹き〜新梢展開期)。発生しやすい気温の目安:15〜25℃。
対応薬剤 3件

※根頭癌腫病(kontou-ganshu-byo)に統合済み。病原菌:Agrobacterium tumefaciens(2020年にA. tumefaciensが正名として再確立)。細菌が植物の傷口から侵入し、植物細胞のDNAに自らのT-DNA(転移DNA)を組み込んで不正な細胞分裂を引き起こし、根や地際部にこぶ状の腫瘍(ゴール)を形成する。根頭癌腫病と類似した病態だが、根癌病はより広範な部位に発生し得る。盆栽ではバラ、ウメ、サクラ、ブドウ、リンゴなど多数の樹種に感染。接ぎ木苗の導入時に感染樹を持ち込まないことが第一の予防策。こぶが小さいうちに切除し、切り口を消毒して癒合剤を塗布する。感染した用土は再利用しない。【関東】発生しやすい時期:地温が上がる4月〜10月(傷口から侵入)。発生しやすい気温の目安:地温15℃以上。

病原菌:Helicobasidium mompa。根に紫褐色の菌糸が絡みつき、根腐れを起こす土壌病害。白紋羽病に似るが菌糸の色が紫褐色である点で判別できる。根が侵され吸水機能が低下すると地上部の葉が黄化・落葉し、最終的に枯死する。盆栽ではリンゴ、ナシ、ウメ、ブドウなど果樹系やケヤキ、カエデに発生。感染樹の用土は再利用しないことが鉄則。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月。発生しやすい気温の目安:地温18〜26℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Rosellinia necatrixの近縁種であるRosellinia属またはXylaria属などの子嚢菌。根の表面に黒色の菌糸膜が形成され、根を包み込んで吸水能力を低下させる。白紋羽病と同様の土壌病害だが、菌糸の色が黒色である点で判別できる。地上部では葉が黄化し葉が小さくなり、枝の伸びが悪くなる。進行すると樹全体が枯死する。盆栽ではリンゴ、ナシ、ウメ、ブドウ、ケヤキなど果樹系や広葉樹に発生。感染樹の用土は再利用しないことが鉄則。予防には定期的な植え替えと根の確認、排水性の良い用土の使用が重要。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(地温が高い時期)。発生しやすい気温の目安:地温20〜28℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Phellinus属・Ganoderma属・Trametes属などの木材腐朽菌(担子菌)。幹の中心部(心材)が段階的に腐朽し空洞化する。外見からは判別が困難な場合が多く、幹を叩いた際に空洞音がする場合や、幹の基部にキノコ(サルノコシカケ等)が発生している場合は腐朽のサイン。老木や傷口のある樹、剪定後の癒合不良部から感染しやすい。盆栽ではマツ、ケヤキ、ウメ、ブナ、モミジなどの老木や長期未植え替え樹に発生。一度腐朽が進行すると回復困難。予防には剪定後の切り口への癒合剤塗布、樹勢の維持、傷口の保護が最重要。【関東】発生しやすい時期:通年(温暖期に腐朽が進行)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Nectria属・Cytospora属・Botryosphaeria属などの糸状菌。枝や幹の樹皮が陰没して褐変し、やがて樹皮が縦裂・剥離して枯れ込む。潰瘍部の周囲から樹皮が盛り上がり、健全部との境界が明確になる。剪定傷・凍害・乾燥ストレスなどで生じた傷口から病原菌が侵入する。盆栽ではリンゴ、ナシ、サクラ、ウメ、ブナ、ケヤキなどに発生。予防には剪定後の切り口保護(癒合剤塗布)、樹勢の維持、冬季の凍害防止が重要。罹病枝は健全部まで切り戻して処分する。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月(傷口からの感染は通年)。発生しやすい気温の目安:15〜25℃。
対応薬剤 6件

病原菌:Elsinoe属・Venturia属などの糸状菌。葉や果実にいぼ状・かさぶた状の隆起した病斑ができる。病斑部はコルク化して粗くなり、組織が硬化する。特に春の降雨で胞子が飛散し感染が拡大する。若葉や若果が特に感染しやすい。盆栽ではミカン類、ナシ、リンゴ、ウメ、モモなど果樹系に多発。予防には芽吹き前〜展葉初期の保護殺菌剤散布が最も有効。罹病葉・罹病果実の除去、風通しの改善も重要。【関東】発生しやすい時期:4月〜7月(特に春の降雨期)。発生しやすい気温の目安:15〜24℃。
対応薬剤 4件

病原菌:Xanthomonas属・Pseudomonas属などの細菌。枝や葉に水浸状の暗褐色・不整形の潰瘍状病斑が形成される。進行すると病斑が拡大・融合し枝の枯死を招く。傷口(剪定傷・虫害傷・風雨傷)から細菌が侵入し、多湿環境で急速に拡大する。盆栽ではミカン類、ウメ、カキ、ゲッケイジュ、キウイなどに発生。予防には剪定器具の消毒(70%アルコール)、剪定後の癒合剤塗布、銅系殺菌剤の予防散布が有効。罹病枝は健全部を含め深めに切除する。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に梅雨期の多湿環境)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Alternaria mali(リンゴの場合)などの糸状菌。葉に直径3〜10mmの褐色〜黒褐色の円形斑点が形成され、同心円状の輪紋を伴うことが多い。斑点形成後、急速に落葉が進行し、繰り返し感染すると樹勢が著しく低下する。雨滴による胞子飛散で二次感染が拡大。盆栽ではリンゴ、ナシ、カキ、ウメなど果樹系に多発。罹病落葉の清掃・風通し改善・過密植えの回避が予防の基本。保護殺菌剤の予防散布も有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に梅雨期〜盛夏)。発生しやすい気温の目安:18〜26℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Marssonina coronaria(リンゴの場合)やSeptoria属などの糸状菌。葉に直径5〜15mmの褐色の不整形病斑が形成され、進行すると病斑が拡大・融合して急速に落葉が進む。斑点落葉病と同様に繰り返し感染で樹勢が低下する。盆栽ではリンゴ、ナシ、ウメ、カキなどの果樹系やケヤキ、カエデに発生。多湿・風通し不良の環境で胞子飛散が活発化。罹病落葉の清掃・風通し改善・保護殺菌剤散布が予防の基本。【関東】発生しやすい時期:6月〜10月(特に夏〜秋の多湿期)。発生しやすい気温の目安:22〜28℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Mycosphaerella属・Alternaria属などの糸状菌。葉に同心円状の輪斑が現れ、進行すると病斑中心部が脱落して穿孔(小穴)が生じる。雨滴による胞子飛散で下葉から上位葉へ感染が拡大する。盆栽ではカエデ、ケヤキ、サクラ、ナシ、モミジなど広葉樹全般に発生。多湿・風通し不良の環境で多発。罹病葉の除去・風通し改善・保護殺菌剤の予防散布が有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月(特に梅雨期の多湿期)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Pseudomonas属・Erwinia属などの細菌。葉が水浸状に軟化・褐変して急速に腐敗する。細菌性のため雨滴の跳ね返りや風雨による二次感染が急速で、降雨が続くと短期間で大きな被害となる。盆栽ではツバキ、サクラ、ウメ、キク、ランなど花弁の薄い樹種や草花系盆栽に発症しやすい。予防には風通しの改善、過湿回避、銅系殺菌剤の予防散布が有効。罹病葉は速やかに除去する。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(特に梅雨期〜盛夏の多湿期)。発生しやすい気温の目安:24〜30℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Guignardia citricarpa(ミカン類)・Phyllosticta属などの糸状菌。葉や枝に直径1〜5mmの黒い小斑点が多数形成される。進行すると葉全体が黄変して落葉する。雨滴による胞子飛散で二次感染が拡大。盆栽ではバラ、ウメ、サクラ、カキ、ミカン類などに多発。黒星病と類似するが、黒点病は斑点がより小さく多数である点が異なる。予防には罹病落葉の清掃、風通し改善、雨除け管理、保護殺菌剤の予防散布が有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(特に梅雨期〜秋雨期)。発生しやすい気温の目安:18〜26℃。
対応薬剤 7件

病原菌:Phomopsis属・Botryosphaeria属・Diaporthe属など多数の糸状菌が原因となる。枝が先端から褐変して枯れ込む病害の総称。病原菌の種類により症状が異なるが、多くは剪定傷や凍害・乾燥ストレスの傷口から侵入する。進行すると枝全体が枯死し樹形を大きく乱す。盆栽ではマツ、カエデ、ケヤキ、サクラ、ウメなど幅広い樹種に発生。予防には剪定後の切り口保護(癒合剤塗布)、樹勢の維持、冬季の凍害防止が重要。罹病枝は健全部まで切り戻して処分する。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月(剪定傷からの感染は通年)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 5件

病原菌:Rhizoctonia solani・Pythium属・Fusarium属などの土壌病原菌。育苗期の苗の地際部が水浸状に変色しくびれて倒伏・枯死する。過湿・連作・未熟堆肥の使用が発病を著しく助長する。盆栽では実生苗、挿し木苗、取り木苗など若い苗に多発。感染後は治療が困難なため予防が最重要。清潔な用土の使用、排水性の確保、過湿回避が予防の基本。【関東】発生しやすい時期:4月〜9月(特に苗の展開期)。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 5件

病原菌・生理障害の複合原因。葉先から褐変して枯死する症状の総称で、病原菌感染・乾燥ストレス・強光・寒風などが複合的に作用して発生する。病原菌による感染の場合はPestalotiopsis属・Cercospora属などの糸状菌が関与することが多い。盆栽ではマツ、カエデ、モミジ、ブナ、ケヤキなど幅広い樹種に発生。予防には適切な灌水管理、遮光、風通しの確保が有効。罹病葉は除去し、樹勢回復に努める。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月(盛夏の猛暑・乾燥期)。発生しやすい気温の目安:25〜32℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Plasmodiophora brassicae(原生生物・プラズモディオフォラ類)。根に紡錘形〜不整形のこぶが形成され、吸水・吸肥機能を正常に行えなくなる。地上部では葉が萎れ、生育が停滞する。土壌中で休眠胞子として数年以上生存するため根絶が困難。アブラナ科植物に特異的に感染し、盆栽ではワサビ、ナズナ等のアブラナ科草花に発生する。土壌pHが低い(酸性)と発病が助長されるため、石灰による土壌pHの矯正が予防に有効。清潔な用土の使用と感染土壌の再利用禁止が基本。【関東】発生しやすい時期:4月〜10月。蔓延しやすい時期:地温が上がる夏季。発生しやすい気温の目安:地温20〜28℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Monilinia属・Botrytis cinerea・Alternaria属など多数の糸状菌。果実が褐変・軟化して急速に腐敗する。特に成熟期の果実が雨湿環境で被害を受けやすい。盆栽ではウメ、カキ、ナシ、リンゴ、ブドウなど果樹系に多発。予防には罹病果実の早期除去、風通しの改善、保護殺菌剤の散布が有効。【関東】発生しやすい時期:6月〜9月。蔓延しやすい時期:盛夏。発生しやすい気温の目安:25〜32℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Pseudomonas属・Xanthomonas属などの細菌。新梢が水浸状に褐変し枯れ込む。傷口から細菌が侵入し、多湿環境で急速に拡大する。盆栽ではサクラ、ウメ、カエデ、マツなどに発生。予防には剪定器具の消毒、銅系殺菌剤の予防散布、風通しの確保が有効。【関東】発生しやすい時期:5月〜9月。蔓延しやすい時期:6月〜8月。発生しやすい気温の目安:20〜28℃。
対応薬剤 2件

病原菌:Botrytis cinerea(灰色かび病菌)・Sclerotinia属などの糸状菌。花が褐変・水浸状に軟化して腐敗する。開花期の多湿・降雨環境で特に発生しやすい。盆栽ではウメ、サクラ、カエデ、ツバキ、ボタンなど花きものに多発。予防には花がらの早期除去、風通しの改善、過湿回避が有効。【関東】発生しやすい時期:3月〜6月。蔓延しやすい時期:開花期の降雨時。発生しやすい気温の目安:12〜22℃。
対応薬剤 3件

病原菌:Botryosphaeria属・Cytospora属などの糸状菌。幹が部分的に褐変・枯死する。樹勢が低下している樹や傷口のある樹に発生しやすい。盆栽ではマツ、ケヤキ、カエデ、ウメ、サクラなどに発生。予防には樹勢の維持、剪定後の癒合剤塗布が重要。【関東】発生しやすい時期:5月〜10月。蔓延しやすい時期:夏季。発生しやすい気温の目安:22〜30℃。
対応薬剤 3件