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盆栽の健康を支える施肥の基礎知識・樹種別スケジュールを確認できます

猛暑期(7-8月)は根が弱りやすいため、施肥を控えるか薄めの液肥に切り替えます。梅雨明け直後の施肥は特に注意が必要です。

植物の成長に最も重要な3つの栄養素です。肥料パッケージの「N-P-K」表記はこの3要素の含有比率を表します。
盆栽では新芽の展開・葉色の維持に不可欠だが、過剰に与えると徒長(節間が伸びすぎる)を招き、小さく締まった樹形を崩す。特に五葉松や真柏など繊細な樹種では春の窒素を極力抑え、秋に集中して与えるのが定石。紅葉樹(楓・銀杏)は夏以降の窒素カットが美しい紅葉・黄葉の条件となる。
花物盆栽(梅・皐月・長寿梅等)では花芽分化期にリン酸を重点的に施すことで花付きを向上させる。実物盆栽(柿・姫リンゴ等)でも結実を促す重要な要素。松柏類でも根の充実に寄与するため、秋肥でバランスよく配合する。
盆栽の秋肥ではカリウムを多めに配合するのが基本。冬越しに備えて根を充実させ、耐寒性を向上させる。松柏類の秋肥では特に重要で、翌春の力強い芽出しの基盤となる。紅葉樹では窒素に代わる秋の主要栄養素として、カリウム主体の施肥が推奨される。

三大栄養素に次いで重要な要素です。不足すると葉の黄変や生育不良の原因になります。
盆栽用土は赤玉土主体で比較的カルシウムが少ないため、長期間植え替えをしないと不足することがある。根の健全な発達と細胞壁の強化に寄与し、樹全体の構造的な強さを保つ。苦土石灰の少量施用や、カルシウムを含む有機肥料(骨粉等)で補給する。
葉色の美しさに直結する重要な要素。マグネシウムが不足すると光合成効率が低下し、樹勢が衰える。盆栽の限られた用土量では不足しやすいため、苦土石灰やマグネシウム含有の肥料で定期的に補う。特に松柏類の濃い緑の維持に重要。
盆栽栽培では単独で意識されることは少ないが、硫酸系肥料(硫安、硫酸カリ等)に含まれるため通常は不足しにくい。有機肥料主体の管理でも油粕や魚粉に含まれる。皐月など酸性を好む樹種には硫黄華による土壌酸性化が有効な場合がある。