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Auxin (IAA)
C₁₀H₉NO₂
インドール-3-酢酸(IAA)を代表とする植物ホルモン群。茎頂・若葉・発達中の種子で合成される。細胞伸長を促進し、植物の成長方向を制御する最も基本的なホルモン。
盆栽における最重要ホルモン。頂芽優勢(頂芽が側芽の成長を抑制する現象)の主因であり、摘芯・芽摘みの効果はオーキシン濃度の変化で説明できる。挿し木の発根もオーキシンが根の始原体形成を誘導することで起こる。
茎頂分裂組織、若い展開中の葉、発達中の種子。合成されたオーキシンは極性輸送(頂部から基部への一方向輸送)により移動する。
【自然な増加条件】 ・新芽の成長期(春〜初夏)に頂芽で活発に合成される ・光が十分な条件下で合成が促進される 【管理による調整】 ・摘芯で頂芽のオーキシン源を除去 → 側芽を活性化 ・挿し木にIBA(インドール酪酸)含有の発根促進剤を塗布 → 発根促進 ・取り木の環状剥皮でオーキシンを蓄積 → 不定根の誘導
【摘芯】頂芽を摘むとオーキシンの供給が止まり、下部の側芽が動き出す。 【挿し木】発根促進剤(ルートン等)はオーキシン類似体(IBA)を含む。切り口に塗布することで発根率が向上。 【屈光性】窓際に置いた盆栽が光に向かって曲がるのはオーキシンの偏在による。定期的な鉢回しで防止。
頂芽から基部へ極性輸送されるオーキシンが側芽の伸長を抑制する。頂芽を除去すると側芽が解放される。
頂芽から基部へ極性輸送されるオーキシンが側芽の伸長を抑制する。頂芽を除去すると側芽が解放される。
頂芽から基部へ極性輸送されるオーキシンが側芽の伸長を抑制する。頂芽を除去すると側芽が解放される。
切り口付近の高濃度オーキシンが不定根の始原体形成を誘導する。挿し木の発根メカニズムの中心。
切り口付近の高濃度オーキシンが不定根の始原体形成を誘導する。挿し木の発根メカニズムの中心。
切り口付近の高濃度オーキシンが不定根の始原体形成を誘導する。挿し木の発根メカニズムの中心。
オーキシン/サイトカイニン比が器官分化を決定。オーキシン優位で根、サイトカイニン優位でシュートの分化が促進。
盆栽樹形管理の根幹。摘芯でオーキシン源を除去しサイトカイニンを相対的に優位にして側芽を動かす。根の充実がサイトカイニン供給を増やし芽吹きを改善。
オーキシンがジベレリン合成遺伝子の発現を促進。茎の伸長で協調的に作用し相乗効果で細胞伸長が増幅。
春の急速な徒長はオーキシンとジベレリンの同時増加が原因。早めの芽摘みでこの増幅ループを断つ。
高濃度オーキシンはエチレン合成を促進(ACC合成酵素の発現誘導)。エチレンはオーキシンの極性輸送を阻害する場合がある。
取り木(環状剥皮)でオーキシンが剥皮部上部に蓄積しエチレン生成が増加。発根と離層形成の両方に関与。
ストリゴラクトンはオーキシンと協調して側枝の分岐を抑制する。オーキシンの極性輸送を調節する。
頂芽優勢の分子メカニズムにストリゴラクトンも関与。リン欠乏でストリゴラクトンが増加すると分枝が抑制される。
頂芽(オーキシンの主要合成部位)を除去することで、極性輸送による基部へのオーキシン供給が途絶える。これにより側芽に対する頂芽優勢が解除される。
複数の枝先(オーキシン合成部位)を除去することで、樹全体のオーキシン供給が広範に減少する。残った芽に対する抑制が弱まる。
枝を曲げると重力と機械的変形によりオーキシンが曲げの外側(下側)に偏在し、局所的な細胞伸長パターンが変化する。
根端の除去によりオーキシンの分解・消費部位が減少し、地上部から根へ向かうオーキシンが切断面付近に蓄積。新根の発根を促進する。
光の反対側にオーキシンが偏在し、陰側の細胞が伸長することで茎が光に向かって曲がる。
光の反対側にオーキシンが偏在し、陰側の細胞が伸長することで茎が光に向かって曲がる。
光の反対側にオーキシンが偏在し、陰側の細胞が伸長することで茎が光に向かって曲がる。
細胞壁を酸性化し、壁のゆるみと吸水による細胞伸長を促進する(酸成長説)。
細胞壁を酸性化し、壁のゆるみと吸水による細胞伸長を促進する(酸成長説)。
細胞壁を酸性化し、壁のゆるみと吸水による細胞伸長を促進する(酸成長説)。
新芽(葉原基)の展開に伴い、新たなオーキシン合成部位が形成される。若い葉はオーキシンの主要合成部位である。
環状剥皮により師管を通じた物質輸送が遮断され、頂部から極性輸送されるオーキシンが剥皮部上部に蓄積する。高濃度オーキシンが不定根始原体の形成を誘導する。
切り枝の頂部から基部へ極性輸送されるオーキシンが切断面に蓄積し、不定根の始原体形成を誘導する。発根促進剤(IBA)は外部からオーキシン濃度を高める。
非対称な光照射により、フォトトロピン受容体が光を感知しPINタンパク質によるオーキシン極性輸送の方向が変化する。陰側にオーキシンが偏在し、陰側の細胞伸長が促進される(Cholodny-Went説)。