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ホルモン間の相乗・拮抗・調節関係
オーキシン/サイトカイニン比が器官分化を決定。オーキシン優位で根、サイトカイニン優位でシュートの分化が促進。
盆栽樹形管理の根幹。摘芯でオーキシン源を除去しサイトカイニンを相対的に優位にして側芽を動かす。根の充実がサイトカイニン供給を増やし芽吹きを改善。
オーキシンがジベレリン合成遺伝子の発現を促進。茎の伸長で協調的に作用し相乗効果で細胞伸長が増幅。
春の急速な徒長はオーキシンとジベレリンの同時増加が原因。早めの芽摘みでこの増幅ループを断つ。
高濃度オーキシンはエチレン合成を促進(ACC合成酵素の発現誘導)。エチレンはオーキシンの極性輸送を阻害する場合がある。
取り木(環状剥皮)でオーキシンが剥皮部上部に蓄積しエチレン生成が増加。発根と離層形成の両方に関与。
ストリゴラクトンはオーキシンと協調して側枝の分岐を抑制する。オーキシンの極性輸送を調節する。
頂芽優勢の分子メカニズムにストリゴラクトンも関与。リン欠乏でストリゴラクトンが増加すると分枝が抑制される。
GAとABAは種子の休眠・発芽で拮抗。GAが休眠を打破しABAが休眠を維持。GA/ABA比が発芽の鍵。
種子の冷蔵処理はABA分解とGA合成を同時に促進しGA/ABA比を上昇させ休眠打破と発芽を誘導。
サイトカイニンは葉の老化を抑制しABAは促進。秋の落葉はABA増加とサイトカイニン供給減少の同時進行で進む。
秋に根活動が低下するとサイトカイニン供給が減少しABAが増加して紅葉・落葉が進行。
SA経路(病害抵抗性)とJA経路(害虫抵抗性)は相互に抑制。両方の防御を同時に最大化できない。
病害と害虫が同時発生した場合、植物は片方の防御に偏る。農薬による両面での防除が重要な理由の一つ。
落葉過程でエチレンとABAが協調。ABAが離層細胞の感受性を高めエチレンが分解酵素を誘導。
秋の自然な落葉は両ホルモンの協調で進行。適切な時期の落葉は翌春の芽吹きの健全性に重要。