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コラム一覧

根と地上部のホルモン対話 ─ 植え替え・根切りの影響

2026/4/18

根はホルモンを介して地上部の成長を制御するシグナル発信源です(Aloni et al. 2006)。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 根から地上部へのホルモンシグナル ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【サイトカイニン】根端で合成され導管経由で地上部に輸送。芽の細胞分裂を促進し葉の老化を遅延させます。 【ABA】土壌乾燥や根の損傷時に合成され気孔を閉鎖します。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 根切りの影響タイムライン ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・直後〜2週間:サイトカイニン供給急減、地上部成長が一時停止 ・2〜4週間:切断面からオーキシン蓄積により新根発生開始 ・4〜8週間:新根端が成熟しサイトカイニン合成再開 ・8週間以降:正常なホルモンバランスに復帰 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 盆栽管理への応用 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・植替え後の芽吹き不良は正常な応答 → 焦って施肥しない ・植替え適期はサイトカイニン需要が高まる直前(春の芽動き前) ・細根を残す → 細根端がサイトカイニンの主要合成部位