春は盆栽が休眠から覚め、新芽を展開する大切な季節です。この時期の施肥は樹種によって大きく方針が異なります。
まず、春に施肥を「しない」樹種を確認しましょう。五葉松は春の施肥が厳禁です。春に肥料を与えると芽が徒長して間延びし、盆栽としての価値が大きく下がります。五葉松の施肥は秋(9〜11月)のみです。皐月も3〜5月は蕾の膨らみから開花までの期間で施肥厳禁です。梅は1〜2月の開花期に施肥しませんが、花後の3月にお礼肥を速やかに施します。
松柏類(黒松・赤松等)は4月頃から控えめに始めます。新芽(ミドリ)が伸び始める時期に強い肥料を与えると徒長するため、「控えめに始めて徐々に増やす」のが基本です。
雑木類(楓・欅等)は新芽が展開した後(4月中旬〜)から通常量の施肥を開始します。植え替えをした樹は、最低1ヶ月は施肥を待ちます。
花物のお礼肥は春の最重要施肥です。梅の花後(3月)、椿の花後(3〜4月)にリン酸多めの肥料を速やかに与え、開花で消耗した体力を回復させます。
春肥の共通ポイントは「焦らない」ことです。芽が動き始めたのを確認してから施肥を開始し、樹の反応を見ながら量を調整します。
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春肥のコツ — 芽出しを支える施肥の考え方
2026/4/18
施肥の情報は一般的な盆栽管理の知識に基づいた目安です。実際の施肥は樹の状態、用土、気候、環境に応じて調整してください。特定の肥料製品を推奨するものではありません。

