盆栽の施肥カレンダーでは、6月の梅雨期と8月の猛暑期に施肥を停止するのが鉄則です。この理由を正しく理解しておきましょう。
梅雨期(6月)に施肥を停止する理由は、過湿と有機物の腐敗です。長雨で用土が常に湿った状態が続くと、有機肥料がカビたり腐敗し、雑菌の温床となります。根腐れのリスクも高まります。また、雨で肥料成分が一気に溶け出し、予想以上の高濃度になって肥料焼けを起こす危険があります。梅雨入り前(5月末〜6月上旬)に置き肥を取り除くのが安全です。
真夏の猛暑期(8月)に施肥を控える理由は、高温による根のストレスです。気温が35℃を超えると植物の根は大きなストレスを受け、肥料を吸収する余力がありません。この状態で肥料を与えると、用土中の肥料成分が濃縮されて根を傷める「肥料焼け」を引き起こします。
ただし7月と8月は樹種によって対応が異なります。黒松は芽切り後の二番芽が動き出したら軽く施肥を再開しますし、皐月は花後のお礼肥として7月にも施肥します。猛暑日が続く時期は一時的に外すなど、柔軟に対応しましょう。
再開のタイミングは9月上旬が目安です。残暑が厳しい年は9月中旬まで待つこともあります。
読み込み中...

肥料情報を読み込んでいます...

