メインコンテンツへスキップ
コラム一覧

元肥と追肥の違い — 植え替え時と成長期の施肥

2026/4/18

盆栽の施肥には「元肥」と「追肥」の二つの考え方があります。それぞれの目的と使い方を理解しましょう。 元肥(もとひ・もとごえ)とは、植え替え時にあらかじめ用土に混ぜ込む肥料のことです。盆栽の場合、元肥は「入れない」か「ごく少量」が基本です。理由は、植え替え直後は根が傷んでおり、肥料成分が根にダメージを与えるリスクがあるためです。一般園芸では元肥が当たり前ですが、盆栽では植え替え後1ヶ月の無施肥期間を設け、その後の追肥で栄養を補給する方法が安全です。 もし元肥を入れる場合は、完全に発酵済みの有機肥料をごく少量、根から離れた位置に混ぜます。未熟な有機物は用土内で発酵して高温になり、根を傷める原因となるため絶対に避けてください。 追肥(ついひ・おいごえ)とは、生長期間中に定期的に与える肥料のことです。盆栽の施肥の主役はこの追肥であり、置き肥や液肥がこれにあたります。樹の生長段階や季節に応じてN-P-Kのバランスと量を調整し、春の芽出し支援、花芽分化の促進、秋の根の充実など、目的に合った施肥を行います。 盆栽では「元肥に頼らず、追肥で管理する」のが安全で確実な施肥法です。植え替え後は焦らず、根が活着してから施肥を始めましょう。